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ゼネラリストは時代遅れ?ゼネラリストかスペシャリストか

結局、自分は何ができるんだろう…
「これが自分の専門」と胸を張って言えるものがない…

若手社員の中には、日々の業務を通じてこんなモヤモヤを抱える人も多いはずです。

この記事では、「ゼネラリストかスペシャリストか」どちらの方向に進むべきか悩んでいる若手社員に向けて、現場のリアルな声やキャリア形成のヒントをお届けします。

この記事は以下のような人におすすめ!
・今まで様々な業務や部者を経験したが、専門性が身に付いておらず将来が不安
・ゼネラリストは時代遅れ、いらないと言われているが実際どうなのか知りたい
・ゼネラリストは転職では不利なのか知りたい

目次

ゼネラリストの定義

「ゼネラリスト」とは、「様々な部署や業務を経験してきた人」を指します。
(その他を意味することもありますが当記事ではこの定義とします)

マネージャー=ゼネラリストではない

PMなどのマネージャーとは組織目標を達成するために人・仕事・時間・リソースを適切に管理する役割であり、ゼネラリストとは異なります。
混同されがちなのはゼネラリストが複数部門にまたがる経験を活かしてPMや部課長などの管理職に進むことが多いためでしょう。

「ゼネラリストはいらない」は本当?現場の声と現実

ゼネラリストは実際の現場で求められるのか、筆者の独断と偏見を述べようと思います。
結論、

現場の意見を橋渡しする役割として必要

だと思います。

例えば、
エンジニアとして培った技術的な理解を武器に、顧客の課題を技術目線で整理しながら提案できる営業職。
お客様との信頼関係を築きながら、開発チームとも円滑に連携できる存在として価値を発揮できます。

また、現場での実務経験を積んだ後に人事部へ異動し、配属計画や評価制度の設計にその経験を活かすケースもあります。現場の実態を理解しているからこそ、形式的な制度ではなく、実際の業務に即した人事施策が実現できます。

このように、ゼネラリストは職種をまたいだ経験を通じて「つなぐ力」を身につけ、組織の中で横断的な価値を発揮できる存在と言えます。

若手のゼネラリストが価値を出すのは難しい

しかし、若手ゼネラリストが価値を出すのは難しいと思います。

その理由の一つは、ゼネラリストとしての本質的な価値「複数領域を横断し、チーム全体の調整や最適化を担う力」が、ある程度の経験値や信頼の蓄積なしには評価されにくいからです。

若手のうちは、業務の流れを理解するための経験がまだ浅く、かつ職場内での信用も十分に築けていないことが多いため、「全体を見て動く」ことが難しい立場にあります。

ゼネラリストは転職では不利なのか

「ゼネラリストは転職で不利になる」という声は確かにあります。
特定の技術に強みがないと、書類選考やスカウトの対象になりにくいのは事実です。

しかし、それは“強みの伝え方”次第で大きく変わります。

企業が本当に欲しているのは、「成果を出せる人」です。単にスキルがある人ではなく、複数のスキルを組み合わせて課題解決ができる人は、むしろ貴重な存在です。

転職市場では、「どんな課題をどう解決したか」が重視されます。“複数の領域を横断してプロジェクトを前に進めた経験”や“幅広い知識でチーム全体を支えた実績”を明確に言語化できれば立派な武器になると思います。

「自分には何もない」と悩むゼネラリスト予備軍はどうすべきか

自分には専門性がないため市場価値がなく、将来に不安を感じているゼネラリスト予備軍もいるのではないでしょうか。

特に若手コンサル社員は様々なプロジェクトにアサインされるため、ゼネラリストになりがちです

もし今、ゼネラリスト寄りのキャリアに不安を感じているなら、まずは“自分の経験を棚卸しして、言語化する”ことから始めましょう。

ゼネラリストは幅広い経験をもとに、自分の得意不得意や興味/関心などへの理解は深まっているはずです。そのため視野を広く持ち今後のキャリアを検討できます。

「業務の幅広さ+1テーマの深掘り」というように、“軸のあるゼネラリスト”を目指すのも一つの戦略です。たとえば、「フロントエンドもバックエンドも触れるけれど、UX改善に特に強い」などのように、特定の強みを加えることで他との差別化が図れます。

一度振り返ってキャリアを確認し、今の企業で理想のキャリアを歩めるか検討するのも良いでしょう。

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